

【ポーランド旅行記】グダニスクの第二次世界大戦博物館を見学!無料の日を狙おう
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グダニスクと言えば、元「自由都市、ダンツィッヒ」。
第一次世界大戦が終わった後のドイツの領土分割で、港がある重要貿易拠点の「ダンツィッヒ」は、国連管轄という名目の元に、ポーランドの一部になりました。
その後、第二次世界大戦ではドイツ軍の侵略により大きく破壊。戦後はポーランド都市「グダニスク」として復興し、現在に至ります。
というわけで、第二次世界大戦の舞台の1つであるこのグダニスクに、新しくオープンしたらしい「第二次世界大戦博物館」があります。
行った感想を最初に書くと、
かなりのボリュームで、真面目に見学したら半日は終わる!
(ついでに言うと、日本の戦争についての記述はこれでいいんか?という疑問も残った)
です。
毎週火曜日は見学無料!
ポーランドの博物館や観光施設は、曜日によって無料日が設定されているところが多いです。
この「第二次世界大戦博物館」は、2022年12月時点では毎週火曜日が無料。
リンクThe Museum of the Second World War
私がヴロツワフからの早朝便で到着したのも火曜日。
この日に「第二次世界大戦博物館」が無料と知った私は、宿に荷物を置いて、旧市街を見つつ、午後から博物館に行きました。
旧市街からは歩いても行けますが、バスも便利だと思います。
と言うより、あまりの展示の多さに足が疲れてしまい、帰りはバスとトラムを利用しました。
オーディオガイドもオススメ
「無料」と言っても、受付を通ってチケットを貰ってから入ります。
私はここで、オーディオガイドをレンタル。日本語版はなかったので、英語版を借りました。
展示量がかなりあり、英語を読むのは疲れます。
オーディオガイドだと、動きながら聞けるので、読むよりは(私は)楽です。
英語なので100%完全に理解できるわけではないですが、ないよりはずっと勉強になります。
英語に抵抗がない方にはオススメ。
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全世界にとっての、第二次世界大戦
ポーランドは、ドイツとロシアに挟まれて常に侵略されてきたためか、戦争系の博物館が非常に多くあります。
その中でもこのグダニスクの「第二次世界大戦博物館」は、ポーランドだけでなく、まさに世界の大戦という壮大なスケールをテーマに展示を行っている博物館。
ドイツやソビエトの、実際に使われていた旗もありました。
各国でプロパガンダに使われたポスターも多数。
やはりドイツとソ連のものが多いですが、イタリアなどのものもありました。
ナチ党のポスターや軍服も。
戦い方によって、軍服も変化します。
第二次世界大戦直前のポーランドの街並みを再現したセット。大迫力です。
戦後直後の展示もあります。
フランスでは、ドイツ人兵と恋仲になったフランス人女性へのリンチ(私刑)があったことは有名です。
アウシュヴィッツのあるポーランド、もちろんユダヤ人虐殺の展示もあります。
こちらはユダヤ人捕虜用の食事配給のクーポン。
アウシュヴィッツを見学したあとでしたので、より勉強になりました。
関連エントリー アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を中谷さんの日本語ガイドで見学してきた
日本の侵略についても展示あり
ところどころ、日本の東アジア侵略の展示もありました。
日本人が日本で教わる認識(日本政府の認識)と、ちょっと違っている印象・・・(慰安婦とか・・・)
世界でどう日本が思われているのか、またこれで日本の行為を世界の人が学ぶのかと、色々と思い知る形となりました。
某国のロビー活動は大成功なんでしょうか・・・
グダニスク「第二次世界大戦博物館」感想まとめ
ポーランドの中高生などの修学旅行先にもなっているのか、10代の学生さんたちも多く見学していました。
かなり広く、全部をじっくり見るのは大変です。時間があればまたゆっくりと行ってみたい博物館ですね。
グダニスクには旧市街はもちろん、郊外のオリーヴァ大聖堂、ソポトなど、他にも見所がたくさんあるので、もし時間に余裕があれば行ってみるのもいい施設だと思います。