年会費無料!海外旅行保険が自動付帯・利用付帯のクレジットカード比較
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年会費無料!海外旅行保険が自動付帯・利用付帯のクレジットカード比較

もくじ

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海外旅行で持っていると便利なのが、海外旅行保険がつくクレジットカード。

クレジットカードは数100近くの種類があり、サービスもさまざまで、選ぶのも複雑です。

当サイト「自力で海外一人旅」の管理人が1か月に渡り、自分のために「持っているだけで海外旅行保険が付く、年会費無料のクレジットカード」を徹底調査。

選び方や追加での海外旅行保険加入の是非も含めた、かなり長い記事です。※あまりに長くなったので、保険で助かった体験談は改めて別記事に移動予定です。

「自動付帯」と「利用付帯」がある

「利用付帯」は、そのカードで旅行商品を購入しないとダメ!

年会費無料の一部の大手クレジットカードでは、「海外旅行傷害保険で万一の時も安心!」と大きく宣伝しています。

注意しなければならないのが、クレジットカードで飛行機のチケットやツアー商品を払った時のみに保険が付く「利用付帯」のカードが含まれていることです。

たとえば、楽天カードの場合は以下の通りです。

保険が有効となるには、日本を出国する以前に 『募集型企画旅行の料金』 に該当する代金を 利用条件のある楽天カード で支払っていることが条件になります。

楽天カード:各種保険自動付帯サービス

この場合、「募集型企画旅行」ですので、交通費や宿泊費だけをクレジットカードで払った場合は付帯条件に入りません

※カードによって適用条件が変わる場合がありますので、事前によく確認しましょう!

また、そのクレジットカードを使うことに抵抗がない場合はいいのですが、「カードはできるだけ使いたくない」という場合には向かないので注意しましょう。

「自動付帯」は持ってるだけでOK

「旅行代金を当該クレジットカードで支払う」条件がなくても、持っているだけで海外旅行保険がつくカードは、少ないながらも存在します。

年会費無料で自動付帯のカードなら、持っているだけでいいので非常におトクと言っていいでしょう。

「年会費無料」かつ「自動付帯」のクレジットカードはコレ!

2017年11月現在、当サイト調べです。

イオンゴールドカード ※招待制
傷害死亡・後遺障害 5,000万円
傷害治療 300万円
疾病治療 300万円
賠償責任 3,000万円
救援者費用 200万円
携行品損害 30万円
イオンゴールドカード
ジャックス 横浜インビテーションカード(ハマカード)
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 200万円
疾病治療 200万円
賠償責任 2000万円
救援者費用 200万円
携行品損害 20万円
ジャックス 横浜インビテーションカード(ハマカード)
JACCS R-styleカード ※年1回の利用で翌年無料
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 200万円
疾病治療 200万円
賠償責任 2000万円
救援者費用 200万円
携行品損害 20万円
JACCS R-styleカード
エポスカード
傷害死亡・後遺障害 500万円
傷害治療 200万円
疾病治療 270万円
賠償責任 2,000万円
救援者費用 100万円
携行品損害 20万円
エポスカード
ビッグカメラSuicaカード ※年1回の利用で翌年無料
傷害死亡・後遺障害 500万円
傷害治療 50万円
疾病治療 50万円
賠償責任 なし
救援者費用 なし
携行品損害 なし
ビッグカメラSuicaカード
イオンSuicaカード
傷害死亡・後遺障害 500万円
傷害治療 50万円
疾病治療 50万円
賠償責任 なし
救援者費用 なし
携行品損害 なし
イオンSuicaカード

※携行品損害はいずれも免責3,000円

このうち、以下のカードには国内旅行傷害保険が「利用付帯」でついています。

「年会費無料」で、海外旅行保険が「利用付帯」のカードはこちら

航空券などは通常カード払いになる場合が多いので、通常使いのメインカードとして持つ場合は以下のカードも検討の余地が大いにあります。

ショッピングや銀行系カードが多いので、生活スタイルに合わせたカードを選ぶのがいいでしょう。

楽天カード
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 200万円
疾病治療 200万円
賠償責任 3,000万円
救援者費用 200万円
携行品損害 なし
楽天カード
リクルートカード
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 100万円
疾病治療 100万円
賠償責任 2,000万円
救援者費用 100万円
携行品損害 20万円
リクルートカード
au PAYカード
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 200万円
疾病治療 200万円
賠償責任 2,000万円
救援者費用 200万円
携行品損害 20万円
au PAYカード
VIASO(ビアソ)カード
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 100万円
疾病治療 100万円
賠償責任 2,000万円
救援者費用 100万円
携行品損害 20万円
VIASO(ビアソ)カード
三井住友カードVISA
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 100万円
疾病治療 100万円
賠償責任 2,500万円
救援者費用 150万円
携行品損害 20万円
三井住友カードVISA

このうち、以下のカードには国内旅行傷害保険が「利用付帯」でついています。

クレジットカードの付帯保険で十分?

海外旅行傷害保険で重要なのは、損害賠償と傷害治療!

管理人はこれまで、海外旅行傷害保険で「ケガ」と「携行品損害」の2種類で補償を受けたことがあります(詳しくは後述)。

最悪、海外旅行保険がなくても、ケガや病気での受診は、日本の健康保険で後から給付を請求することで、負担を減らすことはできます(救急車代、日本で保険治療が認められないものには給付されない)。

一方、とくに心配なのは、事故等を起こした際の損害賠償と、事故があった時の治療費用です。

慣れない海外でのレンタカーの交通事故で相手を死なせてしまった等、最悪なことも絶対ないとは言い切れません。

先述のクレジットカードの自動付帯の海外旅行傷害保険では、高くても2,000万円(イオンゴールドカードは3,000万円)と、賠償金としてはとても少ないです

「死亡・後遺障害」以外は補償金額の合算は可能

海外旅行保険が付帯されるカードを複数持っている場合、補償される金額は合算されます。

ただし「死亡・後遺障害」のみ、合算ではなく、持っているクレジットカードの最高額となります。

傷害死亡・後遺障害保険金

保険金額は合算されず、最高保険金額が限度となり、各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。ただし、法人カードとそれ以外のカードの場合は、法人カードとそれ以外のカード各々の最高保険金額の合計額が限度となります。

それ以外の保険金

保険金額は合算され、各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。ただし、支払い保険金は損害額が上限となります。

参考エポスカード|海外トラベルサービス

追加で任意の海外旅行保険に入ると安心

多くの海外旅行傷害保険は、補償金額や内容を自分で設定(オーダーメード)できるようになっています。

中でも、「賠償責任」「治療費用」「救援者費用」などは補償金額を上げても保険料がほとんど変わりません。とくに「賠償責任」は最高額にしておいていいでしょう。

新・海外旅行保険【off!(オフ)】の画面

新・海外旅行保険【off!(オフ)】の試算シミュレーションより

逆に、補償金額を50万円以上に増やすと保険料が大きく上がるのが「携行品損害」です。

新・海外旅行保険【off!(オフ)】の画面

新・海外旅行保険【off!(オフ)】の試算シミュレーションより

高価なものを持っていかないのであれば、自動付帯の海外旅行傷害保険(20万円)で十分。iPhoneでも10万円補償があればそれなりに賄えるでしょう。

(ただ、高価なiPhoneはスリに遭いやすいので、持って行かないのが賢明ですが・・・)

また、任意のこのような海外旅行傷害保険では、航空機寄託手荷物遅延等費用など、クレジットカードの自動付帯保険についていない補償も追加できます

補償内容、事故時の連絡先は事前に確認!

海外旅行保険が自動付帯になっているとどうしても忘れがちになりますが、補償内容や条件、さらに連絡先をあらかじめ把握しておきましょう!

損保ジャパンの海外旅行保険

緊急の連絡先は、出発前に必ず最新の電話番号を確認するようにしましょう。

事故が起きたらすぐに電話して相談

私の場合は、病院に行く前や事故が起きた場合、まず緊急連絡サポートに電話で相談します。

その事故による出費が保険でカバーされるのか、ということの確認ももちろんですが、保険会社にも記録が残るため、帰国後の対応もスムーズです。

まとめ

クレジットカードの自動付帯の海外旅行傷害保険は、非常に有り難い存在。

もちろん追加で任意の海外旅行傷害保険に加入することは前提ですが、必要な分だけ追加すればいいので、フル補償で加入するより節約になります。

ただし、カードを発行したまままったく利用がないと、更新時に更新されない場合もあります。ときどきは利用するようにしましょうね。

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