海外専用キャッシュカードのメリット・デメリットと、海外でも使えるデビットカードの違い
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近年、海外でも現金引き出し使えるVISAやMasterのブランドがついたデビットカードが旺盛です。
一方で、「海外専用」キャッシュカードというのも存在します。
海外専用のキャッシュカードとは、「海外で引き出すための専用口座を作り、そこに日本円をプール（預け入れ）して、海外に行った時にその口座からお金を引き出すことができる」カードのことです。
海外で使えるデビットカードの場合は、いつも使っている口座から直接決済されます。それぞれを使い分けられると、お金のリスクが分散できますね。
海外専用キャッシュカードのメリット
日本でも銀行口座のキャッシュカードと一体となった国際キャッシュカード（VISAデビット）や、クレジットカードもありますが、「海外専用」であることは色々とメリットもあると思います。
- 無くしても、日本の口座には影響がない
- FXなど両替に強い会社のカードでは、レートが良い
- ショッピングプロテクトや、24時間サービスなど、銀行の国際キャッシュカードよりもサービスが良い
- VISAやMastarブランドがついているため、クレジットカードと同じように信用を得られる
とくに長い期間の旅行では、紛失の心配というのは常にあります。その点、紛失時にメインの口座に影響がなく、24時間体制でサポートがあるのは1つの安心材料です。
また、海外でレンタカーやレンタサイクルなどをする際、クレジットカードの提示を求められることが多々ありますが、その点でも安心。
VISAやMastarがついていれば、「キャッシュカード」と言えど、クレジットカードと見なしてもらえるはずです。
海外専用キャッシュカードのデメリット
逆に、ちょっとしたデメリットもあります。
- 口座を開設する手間
- 海外で使うために入金する手間と手数料
- 残ったお金を引き出すのにかかる手数料
この点では、クレジットカードや銀行が発行する国際キャッシュカード（VISA・Masterデビット）のほうが有利です。
何せ、常に使っている口座をそのまま使えますからね（それがリスクにもなりうる訳ですが・・・）
海外でも使えるデビットカードとの違い
一方、海外専用ではない通常の銀行のキャッシュカードで、VISAやMasterのブランドが付いているカードも、海外でクレジットカードのように使うことができます。
| 海外専用キャッシュカード | デビットカード | |
|---|---|---|
| 使う場所 | 海外メイン | 日常使い |
| 手数料 | 高い | やや高い |
| 残ったお金の引出 | 手数料がかかる | 問題なし |
| 紛失時のメイン口座への影響 | なし | あり |
| サポート | 24時間が多い | 日本の営業時間のみ |
このように比較してみると、海外専用キャッシュカーどは、多少の不便や手数料はかかっても安心を買うという側面が大きいですね。
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海外専用キャッシュカードはこんな時に使うのがいい
やはり、海外専用キャッシュカードは、口座を作る手間や、出入金時の手数料がネックになってきます。そこを踏まえると以下のような場合に利用するのが良さそうです。
- 旅行期間が2週間以上。
- クレジットカードを持っていない（海外専用キャッシュカードには審査がないため簡単に作れる）
- メインで使っている銀行は国際キャッシュカードを発行していない
- 大きな買い物を予定しており、少しでも為替レートを節約したい
つまり、
「1週間程度の海外旅行」・・・いつものクレジットカードや自身の銀行の国際キャッシュカード「長期の旅行・クレジットカードに代わるものが欲しい」・・・海外専用キャッシュカード
という感じでしょうかね。
今は円安が続いているので、少しでも両替レートを節約して海外旅行を楽しみたいものです！
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