欧州での夜行バス乗車でわかった、バス旅で夜を越すためのコツいろいろ
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欧州での夜行バス乗車でわかった、バス旅で夜を越すためのコツいろいろ

もくじ

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長旅&一人旅&節約旅・・・には付き物?の夜行バス。夜行バスをただのバス移動と侮ってはいけません。

今まで18時間超の夜行バス旅を4回経験した私なりに、要点をまとめてみます。

ちなみに、乗った夜行バスは4回ともほぼ満員で、座り心地はエコノミークラスのシートと近からず遠からず・・・いや、エコノミークラスのほうが、揺れやモニター・ドリンクの面でもずっといいです。

メキシコには、夜行バスとしては1等車より上のデラックス車があり、こちらはかなり乗り心地がいいそうですが、残念ながらメキシコ旅行の際に乗る機会がありませんでした。

寒さ対策は必須

季節や地形にも寄りますが、夜行バスの中の夜の寒さ・冷房の寒さは、普通の格好ではかなりの厳しさです。

夜行バスでの移動に慣れている地元の人は、毛布や枕など、びっくりするほど準備万端で乗り込んでいます。一方、通りすがりの旅人が、毛布や枕などを持ち歩くのはなかなかにして難しいもの。

私は何も知らず無防備で夜行バスに乗り込んでしまったため、フランスからスペインの5月のピレネー超えの寒さで、しっかり風邪をひきました。

Eurolineのバス車内

バス網が充実している国であれば、バスターミナルは日本の鉄道の駅のように充実しており、そこでフリースのケットや枕などを買うことができます。

夜行バスが山を越える場合や、外の暑さで冷房が予想される場合は、もし上着などもないのであれば、防寒用品は迷わず買ったほうがいいです。

トイレは紙持参で

ドイツのMeinfernバスのトイレ

大抵、夜行バスを含む長距離バスにはトイレが1つはついています。しかし、だからと言って安心してはいけません。

とくに、トイレットペーパーは必ずあるとは限りません。私が経験した4回の夜行バスのうち、2回は紙がありませんでした。

とくに女性の皆さん、トイレットペーパーやティッシュは必ず持参しましょう!

夜行バスは満員に近い状態で、1つのトイレをみんなで共有しなければいけません。トイレ休憩のストップはときどきあるので、バス内のトイレ事情を鑑みて、切羽詰ってなくても休憩毎に用を足しておくことを強くオススメします。

夜行バスでうまく寝るには

横になれればどこでも寝られる私ですが、夜行バスはいまだに私も悩みどころです。

初めの数時間はうとうとと寝られても、その後さっぱり眠りに付く事ができたためしがありません。お陰で、夜行バスが目的地に到着した時は、毎回ぐったりしています。

アイマスク・耳栓は必須

まず、ドミトリーに泊まる場合と同様、夜行バスに乗り込む時には耳栓とアイマスクは用意しています。

アイマスクと耳栓

バスに乗っている小さい子がぐずってしまったり、映画が放映されていたり、大音量の音楽が流されていたり、目を瞑っていても対向車のライトが眩しかったりで、何もないと余計に眠りにくいんです。

ネックピローもあるといい

次に、ネックピローも必需品でしょう。夜行バスでなくても、日中のバスの移動でも役立ちます。ないと、寝て起きた時に猛烈に首が痛くなっています。

ネックピロー

私が愛用しているネックピロー

スマホにリラックス音楽を入れておいて、聞きながら目を閉じているのもいいと思います。眠れなくても、瞼を閉じているだけでも疲れを取る効果があります。

座席はどの乗客もMAXに倒しているので、自分も遠慮なく倒します。

足置きもあるといい

エコノミークラスに乗る時も同じですが、足を少しでも高くできるとかなり楽です。

最近は、空気で膨らませられるフットレストもAmazon等にあります。

エアフットレスト

エコノミークラスで使ってみたフットレスト

ただ、エコノミークラスに匹敵するくらいに座席がかなり狭いため、持参する場合も大きさは考えましょう。

休憩時間と集合時間、乗り換え情報をしっかり確認

夜行バスに限らず、長距離のバス移動での休憩時間のアナウンスは、現地の言葉で案内されます。

英語ならともかく、知らない言語だと当然ですがさっぱりわかりません。周りの人の動きに着いていけばいいやーと思っても、休憩後に行き先によってバスの乗り換えなどがあると最悪です。

スペインの高速サービスエリア

スペインの高速のサービスエリア

そういう時は、遠慮なくバスドライバーに聞きましょう。言葉が通じなくても、行き先の切符と時計を見せれば何時にどのバスか、くらいは教えてくれます。

休憩後に乗り込む時にも再度チェック。乗り遅れても、バスは待ってくれません。パーキングエリアで途方に暮れるしかないでしょう・・・。

貴重品だけは絶対に肌身離さず

財布・パスポート・スマホ。これらはかばんに入れず、セイフティーポーチなどに入れて、必ず体の近くに身につけておきます。

パスポート用セイフティーポーチ

筆者が使っている自作のパスポート用ポーチ

乗車している他の人たちも大きな荷物が多く、荷物に対して注意が散漫になりがちです。

また、万が一事故があった際に、財布やパスポートなど最低限のものが体に密着している状態であれば、慌てる度合いも減ります。

セイフティーポーチは観光時にも非常に役立つので、旅の必須アイテムの1つですね。

夜行バスのまとめ

海外の夜行バスは、想像以上に体力を使います。その上、満員状態のことも多く、非常に辛い時間です(笑)。

エコノミークラスに乗る時以上に準備を入念にして、少しでも体を休めることができるか、これに尽きます。

たとえ眠れなくても、できるだけ疲れを貯めないように、日本から持って行けるグッズは持って行きましょう。

ちなみにこれまでに私が見た夜行バスの中での一番のツワモノは、寝袋を着て寝ている人でした。寒さ対策もばっちりなので、寝袋持参の方にはいいかもしれませんね。

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