EUROLINES(ユーロラインズ)は、ヨーロッパでは老舗の、国際長距離バス路線です。
リンク Eurolines
今回は、早割を利用してチケットを購入。フランス→スペインへ移動したレポートです。
※EUROLINESはヨーロッパ全土で運営されているため、地域により細かい部分が今回のレポートと異なる場合があります。飽くまでも一つの乗車例としてご笑読下さい。
予約:チケットはオンラインで早割をゲット
ヨーロッパ各国の飛行機や電車の予約と同様、EUROLINESも早く予約したほうが安いです(変更に制限がある場合あり)。

日程が決まっているのなら、早めにオンラインで予約をしましょう。
予約が出来たらプリントアウトを
予約が出来たら、e-ticket(搭乗券)とレシートの計2枚をプリントアウトします。この2枚はチェックイン時に必要となります。

当日:カウンターでチェックイン
チェックイン時には、プリントアウトしたe-ticket(搭乗券)とレシートに加え、パスポート(欧州住民の場合はIDカード)が必要になります。
EUROLINESは基本的に国際バスですので、飛行機でのチェックインに近いですね。

荷物にタグ付けをする
チェックイン時に、自分の荷物にタグ付けをするように指示されます。
これは防犯のためでもあるため、必ずタグは着けましょう。

防犯の観点から、預け荷物・持ち込み荷物の両方にタグが必要とのことでした(筆者乗車時)ので、荷物の数を申し出て、タグを全ての荷物に付けます。
タグの番号は、チェックイン時にカウンターで見せたレシートに張り付けられます。これが荷物の控えになるので、下車時まで無くさないように注意しましょう。

バスの行き先と乗り場を確認
電車などと同様、行き先と乗り場番号が表示されたモニターがありますので、自分の乗るバスがどの番号の乗り場から出発するのか、確認しましょう。

モニターは「出発」と「到着」の2種類があります。間違えて「到着」モニターばかりを見ないように注意!
搭乗手続きに遅れないよう注意
今回は出発時間の15分前位から搭乗手続き(運転手さんにチケットを見せ、預け荷物を渡す)が行われました。
搭乗時間まで余裕がある場合は、併設されているカフェなどで時間を潰すことも可能です。

もちろん割高なので、飲食物は事前にスーパーで買って持ち込むのがバックパッカー的にはベター。
バスの乗り心地について
老舗のバス会社で、バスは最新型というよりは、「何年か前の汎用型」という印象。でも不潔感はありません。

狭くもなく広くもなくですが、大柄な方には狭いかもしれないですね。
お手洗いもついています。今回乗ったバスには、バスの中央付近に設置されていました。

これまでEUROLINESに7回程乗った経験では、トイレットペーパーがないこともありましたので、携帯ティッシュは必ず持参しましょう。
Wi-Fiもあり
車内には無料のWi-Fiもあります。


窓側の席であれば電源も使えました。

ヨーロッパ用コンセントプラグ(CタイプまたはSEタイプ)を用意しておきましょう。
ミヨシ MCO 海外用電源変換プラグ Cタイプ
- ミヨシ MCO
- 価格:¥ 182(執筆時)
- 重量 13.6 g
ただし、イギリスは大陸とコンセントプラグの形状が異なりますので、イギリス線の場合は両方あると安心です。
途中休憩もあります
何時間もずっと乗りっぱなしではなく、途中で10分程度のお手洗い休憩や、30分程度のサービスエリアでの休憩があります。


こちらはスペインの高速のサービスエリア(SA)ですが、食堂もかなり大きく充実しています。

路線や走行距離によって、ストップの回数は変わってきます。今回は4時間程度の行程で、お手洗い休憩1回・サービスエリアでの長い休憩が1回ありました。
休憩後の点呼はないので、乗り遅れないようにしましょう。乗り遅れたら置いてけぼりです。
下車:目的地に着いたら自分から下車
到着したら、運転手さんが「○○に到着です」と(大抵は)言ってくれるので、荷物を持って下車。

預け荷物を受け取ったら終了です。お疲れ様でした。
下車する場所が心配な時
終点のターミナルまで乗る場合や大きな都市が目的地の場合はいいですが、途中の小さな停車ポイントで降りる場合は不安です。
時々「○○に到着です」と、運転手さんが言ってくれないこともあります。
心配な場合は、乗車時や休憩時に「○○に行くのは初めてなので、着いたら教えて下さい」とお声がけをしておくと、多少心配は減るでしょう。
EUROLINES(ユーロラインズ)まとめ
- 予約は早割を活用
- 乗車券類のプリントアウトを忘れずに
- 節約するなら飲食物は持ち込みで
- 乗車・休憩・下車は、自分で集合時間や乗車場所を確認
ヨーロッパでの越境に便利なEUROLINESですが、ポピュラーなため観光客よりは地元の人たちのほうが多い印象です。
最近は新規参入の他の国際バスも増えています。ドイツのMeinFernbus(乗車レポートはこちら)もその一つです。早割で1ユーロのチケットを販売するMegaBus(メガバス)も進出し始めています。
旅行日程と予算に合ったバス会社を選べるといいですね!